モルタル・コンクリート配合計算機

面積と厚さを入れると、必要なセメント・砂・砂利・水の量が出ます。ホームセンターで買う袋数の目安も同時に表示します。

セメント

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※ 砂の含水率や粒度、締固めの程度で実際の必要量は前後します。1割ほど余裕を見て手配してください。

必要量の計算式

手順は3段階です。まず仕上がりの体積を出し、それを材料のかさ体積に割り戻し、配合比で分けてから重さに直します。

仕上がり体積 = 面積 × 厚さ
材料のかさ体積の合計 = 仕上がり体積 × 1.5
各材料のかさ体積 = 合計 × (その材料の比 ÷ 比の合計)
重さ = かさ体積 × かさ密度
水 = セメントの重さ × 0.6

2行目の1.5倍が重要です。練ると砂の隙間にセメントが入り込むため、仕上がりの体積は材料のかさ体積を足したものより小さくなります。この分を見込まないと材料が足りません。

計算に使っている前提値

項目値
セメントのかさ密度1,500 kg/m³
砂のかさ密度1,600 kg/m³
砂利のかさ密度1,600 kg/m³
かさ体積の割増係数1.5
水セメント比0.6
セメント1袋25 kg

いずれも一般的な目安の値です。製品の袋に記載がある場合はそちらを優先してください。

用途別の配合と厚さの目安

用途配合 / 厚さ
ブロックの目地・タイル貼りモルタル 1:3 / 10〜20mm
床・土間の仕上げモルタル 1:3 / 20〜30mm
強度が要る補修モルタル 1:2 / 10〜20mm
駐車場・土間コンクリートコンクリート 1:3:6 / 100mm以上
基礎・強度が要る部分コンクリート 1:2:4 / 100mm以上

配合比はセメント:砂、またはセメント:砂:砂利の容積比です。数字が小さいほどセメントの割合が多く、強度が上がる代わりにひび割れやすくなります。

失敗しやすいところ

水を入れすぎる

作業はしやすくなりますが、強度は確実に落ちます。水セメント比0.6は「セメント25kgに対して水15L」です。一度に入れず、少しずつ足して硬さを見てください。

練り置きしてしまう

セメントは水と混ぜた時点で反応が始まります。夏場なら1時間、冬場でも2時間程度が限界です。上の計算で0.25立方メートルを超えるようなら、一度に練らず数回に分けてください。

厚みが足りない

モルタルの塗り厚は10mm以上が目安です。薄すぎると乾燥収縮でひび割れます。逆に30mmを超える厚塗りは一度では垂れてしまうので、数回に分けて重ねてください。

実例:犬走りの土間コンを拾う

幅0.6m×長さ5mの犬走りに、厚さ60mmでコンクリート(1:3:6)を打つ場合を通しで計算します。

仕上がり体積 = 0.6 × 5 × 0.06 = 0.18 m³
かさ体積の合計 = 0.18 × 1.5 = 0.27 m³
セメント = 0.27 × (1÷10) × 1500 = 40.5 kg → 25kg袋×2袋
砂 = 0.27 × (3÷10) × 1600 = 129.6 kg
砂利 = 0.27 × (6÷10) × 1600 = 259.2 kg
水 = 40.5 × 0.6 = 24.3 L

材料の合計は水を除いておよそ430kgになります。体積では0.2m³足らずでも、重さにするとこれだけ運ぶことになる、というのが土間仕事の実感です。ホームセンターで買うなら砂・砂利は20kg袋でそれぞれ7袋と13袋。車の積載量も考えて計画してください。

この量は手練りの上限(0.25m³)に近いところです。ひとりで一度に練るのは厳しいため、半分ずつ2回に分けるか、打ち継ぎが出ないよう応援を頼むかを、練る前に決めておくのが安全です。

仕上がり0.18m³の帯と、1.5倍のかさ体積0.27m³をセメント・砂・砂利に分けた帯 仕上がり体積 0.18 m³ かさ体積 ×1.5 = 0.27 m³(1:3:6) セメント 40.5 kg 砂 129.6 kg 砂利 259.2 kg
上の実例(幅0.6m×長さ5m×厚さ60mm、コンクリート1:3:6)。帯の長さは体積に比例。練ると材料同士の隙間が埋まるため、材料のかさ体積は仕上がりの1.5倍を用意する。重さはかさ体積 × かさ密度(セメント1,500・砂と砂利1,600 kg/m³)。

よくある質問

モルタルとコンクリートの違いは何ですか?

砂利が入るかどうかの違いです。セメントと砂だけを練ったものがモルタル、そこに砂利を加えたものがコンクリートになります。モルタルは薄く塗る仕上げやブロックの目地に、コンクリートは厚みのある土間や基礎に使います。強度はコンクリートのほうが高く、モルタルは細かい施工に向いています。

計算した材料の体積を足しても仕上がりの量になりません。なぜですか?

練ると材料同士の隙間が埋まるため、仕上がりの体積は元の材料のかさ体積の合計より小さくなります。このツールでは、必要な材料のかさ体積の合計を仕上がり体積の1.5倍として計算しています。実際の値は砂の粒度や含水率で前後するため、余裕を見て手配してください。

どのくらいの量から手練りが厳しくなりますか?

0.25立方メートルが目安です。これは1平方メートルの面積に25センチの厚さで打つ量に相当します。これを超えると練る作業だけで相当な負担になり、練り置き時間も長くなって品質が安定しません。ミキサーを借りるか、生コンを手配することを検討してください。

季節や天気で気をつけることはありますか?

気温5度を下回る時期は硬化が極端に遅くなり、固まる前に凍ると強度が出ません。冬場は朝の打設を避け、養生シートで保温してください。夏場は逆に水分が急に抜けてひび割れやすいため、直射日光を避けて散水養生をします。打設直後の雨は表面のセメント分を流してしまうので、雨予報の日は延期するのが無難です。

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